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参考書4 英語(解釈・長文)

元々英語が苦手であった為、現役時代は長文対策が殆ど出来ませんでした。下記の参考書で私が現役時代に解いたのは、「ポレポレ」「基礎長文精講」「日栄社高校上級」の三冊だけです。浪人時代はボチボチ解きましたが、問題集は余り解かなかったので、著名な「英文解釈のトレーニング」「長文問題のトレーニング」(いずれもZ会)等は解いていません。英語は毎日やる事に意味がある教科だと思います。一度読んだ文章を復習することも大切ですし、音読も大切です。自分に合った本を繰り返し解く事と、新しい問題に取り組むことが両輪だと思います。

※注意 何故か私はZ会の教材と相性が悪かったのでコメントが辛いです。話半分で読んでください。どのような名著でも相性が重要なので立ち読みは必須です。尚、私は問題数が少ない本を好み、無駄な解説をするくらいなら解説なんて不要と考える人間です。

解釈
・ポレポレ 【代々木ライブラリー】
 名著。解説が不親切という声もあるが、個人的には概ね満足できるレベルだと思われる。但し、一部強烈な問題(往々にして慶大の問題)が混ざっており、それらの解説は確かに心許ない。中には短文、長文も混ざっているが大体は中程度の長さで、僅か50にまとまっているので復習がしやすい。英文解釈は無意識に出来るようになるまで思考法を頭に埋め込む必要があるので、何度も何度も復習するべきである。その観点から見るとこの本は素晴らしい。うっかりすると主述関係がわからなくなったり、関係代名詞節が長くなると文の構造がわからなくなったりする人が、論理的に英文を読むための手立てを学ぶ本だが、難易度が高めなので要注意。この本の前にビジュアル英文解釈などを挟む人もいる。私はこの本から始めたが、一周目は大分苦労した。裏を返せば、この本で大体の文章に対応できる。是非5周するべき。

・英文解釈教室 【研究社】
 古典的名著。今の入試にこんなもの必要ないと言う人多数。一周するのに半年以上かかったと言う人すらいる。が、個人的にはそんな本ではないと思う。もっと哀しむべきこととして、「この本のやり方は小難しすぎて実践的ではない。もっと易しい英語を沢山読んだ方が良い」とか「受験英語の弊害」とか言う人が非常に多い。その様な事を言う人は立ち読みで済ませたか、英語ができるようになった後だから言っているのだろう。伊藤和夫氏の態度は決して「難解な英語を読むことこそが英語上達の近道」というものではない。「英文を読んだとしても間違った読み方をしたら意味が無い、まずは正確に読む為の手法を学ぶ事が必要である」というのが氏の主張であり、このような難解な文章を集めたのもそれこそ古典的名著を読みたい人のためを思っての事だろう。又、どうしても形で決められず、文脈で判断すべき事項に関しては、受験生の目線で論じているのでどこかホッと出来る。TOEICやTOEFLで点数を取りたいと思っている人がこの本を買って文句を言っているのは、肉屋で魚を売っていない事に文句を言うようなものである。ただ、どんなに私がこの本を好きであっても、レイアウトが悪い・解説の日本語が難しい・効率が悪い・誤訳が存在する(本書の誤訳について解説しているサイトがある)という欠点は否定出来ない。立ち読みをして合わないと感じたら即棚に戻すべきである。
 肝心の中身であるが、14のテーマが15の章に分割されており、更に章が3~4の節に分割されている。節は、初めに解説があり、次に例文とその和訳、最後に例題とその解説(例題の訳は別冊)、という形式になっている。たまに例文の解説もあるが、基本的には初めの解説に集約されている。例文自体にも難しいものが混ざっているが、多くは標準的なものである(但し、単語や和訳のレベルは高い)。問題は例題の方で、こちらは相当に難しい。50年以上前の東大入試からの抜粋もある(15.2-例題1)。尚、実際の入試では文章に続きがあり、続きの方が遥かに難しい。
 私は、1周目:解説・例文,2周目:解説・例文・例題,3周目:解説・例題,4周目:3周目で間違えた例題のみ,という具合でやった。例題は後回しにした方が良いと思われる。

長文
・基礎英語長文問題精講 【旺文社】
 基礎英文問題精講と間違えて買う人多数。この本は青いカバーである。難易度は高校2年生が秋以降に解く位らしいが、私は高3の秋に解いていた。長文と言いながら300語前後の長さしか無い。総じて問題が古く(出典欄に今は存在しない大学も名を連ねている)、類義語や名詞の形容詞化などを問うよく分からない問題も混ざっているが、これらは目を通す程度で良いだろう。解説が不親切、和訳が高度といった声も多いが、独学出来ないレベルではない。寧ろ、和訳・解釈上必ず知っておきたい事項の殆どが「研究」としてまとめられており、独学に最適だと思われる。40題あるのでコストパフォーマンスが良く、文も短めで手軽に解けるので毎日英文を読むための本として優秀。

・英語長文 高校上級用 発展30日完成 (22) 【日栄社】
 安価な国語の問題集で有名な日栄社だが、この本も良書である。僅か450円で30題という(多分英語長文問題集で最も良い)コストパフォーマンスである。易しい文章から始まるが、後半は早大・慶大・一橋などの問題が出てくる。解説は殆ど無いので、ある程度力のついた人が毎日英文を読むために用いると効果的だと思われる。私は高3の冬に取り組んだが、高3の春が目安だろうか。値段の安さもあり、割と脆いので注意。表紙のダサさはご愛嬌、個人的には凄く好きな表紙である。

・ディスコースマーカー英文読解 【Z会】
 長文対策と言うよりも、文章の効率的な読み方に主眼をおいた本。その結果、要約も扱っているので、東大志望者の役に立つかもしれない。個人的には解説が全く役に立たなかったので、問題や要約、解説を全部無視し、英文と和訳しか見なかった。尚、私の周りには私以外に2人ほど、この本の解説を酷評している人がいる。とは言え、ネットでは評判が良いので、人によっては有益な本なのだろう。収録されている英文は中々に難しい良い文章なので、私の様にもし合わなくても英文解釈の練習用にはなる。

・やっておきたい英語長文700 【河合出版】
 700とか言いながら、800語前後の文章を15題集めた本。問題の配列が酷いことで有名。1番が結構難しく、14番が簡単だったりしてたちが悪い。人によって感じ方は異なるが個人的には、14→12→9→4→3→10→8→13→7→2→15→5→11→1→6の順に解くことをお勧めする。難易度は、東大志望者なら夏頃に解いて次に赤本を持ってくる位だろうか。私は浪人時代の秋に解いたのでそこまで難しく感じなかった。頻出分野の背景知識などについても言及しているが、別に常識の範囲内なのでそこまで有り難くない。解説は普通。配列以外は特に欠点もないので無難な良書としてまとまっている。

・英語長文問題精講 【旺文社】
 基礎と同じく、こちらも長文と言いながら350語前後の文章が多い。基礎よりも問題数が増えて60題となり、お得感も上昇。難易度はお得感と比にならないくらい上昇しているので、実力がついた人が英文を読み続けるために使う本。基礎長文精講からの連結はまず無理。解説はあっさりを超越して、重要構文以外は何も解説していない。英文と和訳を比較して、どうしてこんな訳になるんだろう、と頭を働かせる必要もあるが、じっくり考えれば理解できる。どうしても分からない部分が多いようであれば、実力不足。もっと解説の詳しい本に取り組むべき。内容的に面白い物が多いので、合う人にはオススメ。私の大好きな本。

・東京大学英語 【河合出版】
 1から5のシリーズになっていて、東大の特徴に合わせて作られている。が、全部買うと8000円近くになるので苦手分野を対策するために使うのが良いだろう。私は「2 物語・小説」と「3 段落整序」を買った。前者が12題、後者が10題なので割高。難易度は赤本よりは簡単だと思われるので、私の様に赤本を終えた後の直前期にやると後悔する。赤本を少し解いて苦手だと感じた分野を赤本レベルに持っていくために使うのが無難。2012年発行の新しい本なので問題の質にやや難がある。例えば、段落整序の後半の問題には不要な段落が含まれていない。5つの段落から4つ選んで並び替えるのと、4つの段落を並び替えるのとでは全然違う。小説の方も、文章が単純なのである。東大長文は単語は比較的簡単でも、文脈を読み取るのが難しい問題(1988年など)が多い気がするのだが、どうもこの本の文章は素直なものが多い。11、12は比較的東大長文に近い気がする。私の様に赤本レベルを期待するとがっかりするが、赤本に繋ぐ本だと思えば割と良い本だと思う。改訂版の早期出版を願う。

番外編
・英語のセンスを磨く 【岩波書店】
 大学の図書館から借りてきた本。高価で北海道では取り寄せないと買えない。非常に難しく、翻訳家志望者の為の本だという人もいる。半分も読まずに挫折した。文脈の読み取りを超え、文章の調子から分かる裏側まで読み取ろうとしている。好きな作家の本を母語で読んでいる時の感覚を英語でもといった感じなのだろうか。正しく英語のセンスを磨く為の本。
 英語が好きすぎて脳汁出ている人は頑張って探してみたらどうでしょうか。私はもう少し修行を積んでから再挑戦します。

・IBCオーディオブックス 【IBCパブリッシング】
 同社出版のラダーシリーズにCDがついた本。TOEICの点数が目安として書かれているが全くあてにならない。多読用として図書館から借り、2ヶ月で13冊、約20万語分読んだが、20万語ほどでは目に見える効果があったとは言えない。ただ、速読の練習にはなったし、読む速度は上昇した。オー・ヘンリー傑作短編集やロアルド・ダール傑作短編集もあるので趣味として読んでも楽しい。東大長文の小説形式に慣れるというメリットも有る。CDは速度が遅いため、リスニングの入門に打ってつけだが、ある程度リスニング力がついた人には物足りなく感じる。その様な人はラダーシリーズを買うべき。
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プロフィール

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Author:hi-lite
北海道出身
北大理学部を中退、理科一類を経て東大工学部へ進学
Twitter:@hilite69
趣味は書道、ドライブ
2014年9月より1型糖尿病(IDDM)患者

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