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入院体験記 2

先日は検査について書きましたが、今回は私の入院体験記を書きます。
糖尿病患者の方が一番神経質になるのは血糖値が上がった時だと思います。昨日まで150以下で収まっていたのにいきなり300になった、そんな時は誰でも辛いです。しかしながら、そんな暴れ馬のような血糖値を上手くコントロールする方法を模索する為の入院です。その日その日の血糖値に一喜一憂せずに地道に努力を続けていくしかありません。参考になればと思い、私の実際の血糖値を併記しておきます。

9月2日 血糖値→来院時690、問診時671、インシュリン注射後321
かねてより病院に行こうと思っていたので大学の保健センターに行った。自覚症状について調べたら糖尿病が疑わしい旨を伝えると即座に尿検査となった。待ち時間にお手洗いを済ませていたのにも関わらず即座に出せることに驚きながら数分待っていると「バッチリ尿から糖が出ている。すぐに近くの某大学病院へ行きなさい」とすごい剣幕で言われた。尿から糖が出ていることの意味がわからず「今日飲んだカルピスソーダのせいかな」なんて呑気なことを考えていた(尿から糖が検出されるのは血糖がかなり高い状態であることの証左です)。某大学病院(徒歩15分)の受付が後15分で閉まるからとタクシーを呼んでもらったがどこも時間がかかるとのことで結局歩いていった。受付終了3分前だったのでかなり危なかった。
病院で受付を終えるとすぐさま血糖測定となったが、測定結果600以上と機械の測定範囲を超えてしまった。どれ程危険な数値なのか分からず看護師さんの方が仰天していた。そのまま診察に呼ばれるのを待っていたら採血と検尿に行ってくれと言われる。それらを終え(またしても容易に尿が出るのだ)待っていると今度は心電図。それも終え更に待っていると次はレントゲンに呼ばれた。診察前にここまで検査されるなんてもしかしたらヤバイのかも、と今更気付く。恐らく最初の血糖測定の段階でインシュリン注射が内定しており、それに支障がないか検査されたのだと思われる。
再び診察を待っていると今度は尿からケトンが出たので点滴だと言われる。尿からケトンが出るということが何を意味するかも分からず点滴を打ってもらい安静にしていると主治医の先生がやって来て血糖690と告げられる。この時ですら「実は糖尿病ではなく別な原因ということはないですか?」と呆れた質問をしていた。残念ながら糖尿病だと言われた上に「今すぐ入院したほうがいい」とまで告げられる。「今日だけは帰らせて下さい。即入院だけは勘弁して下さい」と無理を言い続けた結果、インシュリンを投与して血糖値が300台まで下がれば今日は帰って良い(が下がらなければ強制入院)と譲歩してもらった。インシュリンを注射してもらい、点滴も打ちながら待っていると遂に診察に呼ばれる。まさか片腕に点滴をつないで診察を受けることになるとは思わなかった。自覚症状や生活習慣について聞かれた。この時に看護師さんに「もう自覚症状が2つ出ているから頑張らないとね」と言われ恐怖する(が、結局問題なかった事が入院して判明する)。少しすると研修医の先生が股上の血管から採血をすると言ってきたのだが、コレが痛い。恐らく深い血管なのだろう、刺す時の痛みだけではなく押しこむ痛みがあるから二段階で痛い。更に待っていると今度は研修医の先生に問診された。その時に脚気検診と神経の検査(振動した音叉を足首や手首に当てて振動を感じなくなったら言うというもの)もされたが、まさか自分の右脚が上がらないとは思っていなかった。看護師さんに言われた事も重なり、あの時の驚きと絶望は中々忘れられない。更に待っていると股上採血の迅速結果が出たらしく、血糖値671・HbA1c14.7%で場合によっては昏睡して救急車で運ばれていたかもしれないと言われ驚愕する。暫く待って再び血糖測定をすると無事321にまで下がっていたので帰宅許可がでる。とはいっても普通に帰宅は出来ず、食事前に自分で打つようにとインシュリン注射の方法を習う。まさか来院初日でインシュリン注射をすることになるとは思わなかった。検査も多く、インシュリン注射も処方されたため、診察費は約8100円。
病院から出たら真っ先に親に連絡をしたが、帰省時に母親には糖尿病かもしれないと言っていたため比較的すんなりと話せた。合併症の話と混ざったのか父親が「俺の腎臓1つあげようか?」と言ってきた時には膵臓だから…と思いながらも父親の優しさに感動した(腎臓は2つあるとはいえ、1つ失うと残った方に大きな負担がかかるため腎臓病患者に近い食事制限が必要になってきて非常に辛いらしいです)。
一人で過ごす気にはなれなかったので高校時代の知人とファミレスにって魚定食を食べた。少しでも身体に良さそうなものを選んだつもりである。初めてのインシュリン注射はトイレだったが、手が震えて上手く打てたか自信がなかった。その後に手足の痺れが出てきたので低血糖かと思い処方されたブドウ糖を飲んだが、今思えば血糖300超えなのにヒューマログ6単位程度で良くなるはずがないので明らかに高血糖の症状であった(低血糖の症状は手足の痺れではなく震え)。高血糖なのに更にブドウ糖を飲むという自殺行為をしたのにも関わらずピンピンして帰宅出来たのは、長い間高血糖にさらされ慣れてしまったせいかもしれない。

私はかなり危険な状態で来院したので初日から検査・インシュリン投与・インシュリン自己注射と大変でしたが、軽症ならこんなにはならないのではないかと思います。自覚症状のようなものが出てきた人、血糖値が高いと指摘されている人はすぐに病院へ行って下さい。早期発見・早期治療が何よりも重要な病気です。
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プロフィール

hi-lite

Author:hi-lite
北海道出身
北大理学部を中退、理科一類を経て東大工学部へ進学
Twitter:@hilite69
趣味は書道、ドライブ
2014年9月より1型糖尿病(IDDM)患者

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