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入院体験記 3

先日の内容は入院に至るまでの経緯なので、実際の入院体験談はこれからとなります。
私が入院していたのは消化器内科の病棟だったので糖尿患者は私一人でした。同じ病室の人がどうみても60代の人ばかりだったので「やっぱり糖尿で若い患者は少ないんだな」などと思ったのですが、全く関係ありませんでした。ちなみに、病室のプレートにかかっている科の名前が書かれるのですが、普通は消化器、消化器内科、循環器、心臓科、皮膚科、外科といった風に書かれるのに糖尿病はモロ糖尿と書かれていました。お見舞いに来た人は糖尿患者のベッドに私のような若者が陣取っていて驚いたに違いありません。
又、ネットで調べてみると教育入院の方は同室に集められることが多いようです。そこで患者同士で仲良くなることもあるとか。実際、私が入院していた病院でも糖尿病教室が終わると私以外の参加者は全員同じ方向へ帰って行きました。

9月3日 
血糖値→入院時(15時頃)360、深夜(24時)260
インシュリン(ヒューマログ)→朝食前6、昼食前6、夕食前6
朝食はコンビニおにぎり2つで済ませ2回目のインシュリン注射。朝を抜くなら打たなくて良いと言われていたが、3食食べるのが大切と糖尿病のパンフレットに書かれていたのでしっかり食べる。パジャマ1着・ジャージ2着・普通の服1着・歯ブラシセット・マグカップ・本5冊・ヘッドホンをカバン2個に詰め出発。元々この日は東京国立博物館に行く予定だったので大荷物で上野に行く。昼は上野で野菜が多そうなお店で済ませる。初めて食べたゴーヤの苦さったら…(ちなみにゴーヤは糖尿病に良いと言われています)。ここでもトイレで3度目のインシュリン注射。さすがに慣れてきたので手は震えない。
いよいよ入院。受付をしようとすると書いてこいと言われた書類を一切書いていないことに気付く。果てには印鑑も忘れてきていた。結局予定時間を20分オーバーして3時頃に無事入院。真っ先に体重・身長・体温・血圧・脈拍・血糖値を測定される。その後看護師さんから色々と聞かれた。入院生活上配慮が必要な事、病院の構造、入院生活の流れなど当たり前の事から、病気に関することなど。入院する前の生活について聞かれたので「コーラを1週間で10リットル飲んだこともありましたw」と言ったら「あっ…」みたいな顔をされたが、この時点では看護師さんも僕も2型糖尿病、特にペットボトル症候群だと思っていた。
その後も心電図、レントゲン、採血、検尿と検査が続く。とは言ってもすぐに終わる検査なので17時には暇となっていた。夕食を待っていると検尿の結果ケトンが検出されたとの事なので点滴になった。ケトンが体内に溜まるとケトアシドーシスに至り最悪死ぬので、点滴を打ちケトンの濃度を下げると同時に尿の回数を増やしケトンをさっさと体外へ放出させるらしい。
点滴を入れてから少しすると夕食になったのだが、何故かお粥が出てきた。元々私は好き嫌いが激しすぎて嫌いなものを列挙するよりも食べられるものを答えた方が早いくらいなのだが、お粥は特に嫌いだった。しかし食べないわけにはいかないので吐きそうになりながら何とか完食。茹でそら豆も出てきたのだが塩分が少なすぎて味が酷く、二度とそら豆なんか食うもんかと思った。そら豆とお粥以外は普通に美味しかった(冷めているのは仕方ない)。
夕食を終えて糖尿病の資料を読んでいると研修医の先生が来て「ケトンが検出されたと聞いたからもう一度股上の採血をする」と言われ、勘弁してくれと思いながらも治療の一環なのだから大人しく採血してもらう。やはり痛い。そして夜中の血糖がどうなっているか調べたいから24時と3時に血糖測定を行うと告げられる(恐らく最初は皆さんやることになると思います)。それ以上は特に何もなく就寝。9時消灯だが当然眠れず。24時に起こされるのに根付いたのは11時だった。尚、本当は夕食前と就寝前に血糖測定を行っているのだが数値を記録し忘れた。

9月4日
血糖値→深夜(3時)160、起床時190、朝食後340、昼食前260、昼食後360、夕食前260、就寝前292
インシュリン(ヒューマログ)→朝食前6、昼食前6、夕食前6
3時に起こされ血糖測定。160という数字を見て一安心。6時に起床し検温、血圧・脈拍測定、血糖測定、採血。これから毎日採血をするのかと思い朝から憂鬱になる。8時の朝食になるまでは2度寝。11時に寝て0時・3時に起こされたのだから眠くないわけがない。朝食前にも血糖測定を行ったが記録し忘れた。朝はお粥ではなくパンだったのでガッツポーズ。ジャムがついてきたので糖尿患者にこんなもの出していいのか?と思いながら使う。カロリーオフらしいが味は普通。シチューのようなものにタマネギが大量に入っていたが生きるために食す。
検査として心電図、頸部エコー検査、蓄尿が指示される。この中である意味辛いのは蓄尿。点滴を打っているせいで尿の量が多く、溜める場所へ運搬するために使う紙コップ(400ml入る大きなもの)1つでは収まらない。しかし出てくる尿は全て溜めないといけないので一度尿を中断する必要がある(点滴が入っているので両手に2つコップを持つことはできません。1つずつ運ぶしかないのです)。しかも糖尿だから尿の回数も多い。痛みなどは無いが、ある意味では一番面倒。10時半頃には食後2時間血糖を測らなければならず、本日4回目の測定。起床時は190だったのに340まであがっており心が折れる(とは言っても食べた後なので上がって当然ですが)。
12時になり昼食。昼食前にも血糖測定があり、数値は260と下がっていたので一安心。何も食べていないのに上がったらヤバイ。お粥が出てきたので病院から脱走しようかと思ったが、昨晩程辛くはなかった。それでも食べるのは苦痛。
13時半から糖尿病教室(糖尿病患者に糖尿病に関する知識などをレクチャーする教室。糖尿病治療に力を入れている病院なら大体あると思われます)で糖尿性腎症について学ぶ。他の人は元気そうなのに私だけ点滴、しかも極端に若い。看護師さんも恐らく驚いたに違いない。アルブミン値の話を聞いたので早速血液検査の結果と見比べると幸い腎症はそこまで進行していなかった。透析にだけはなりたくない。その後、昼食後の血糖測定と検尿を指示される。蓄尿してるからそこから取れよと思ったが1日の平均値的な尿とは別物なのだろう。血糖値はまたしても大台300を軽く突破してしまい心が折れる。ついでに点滴も外してもらった。主治医の先生がいらっしゃり、入院期間について聞くと最低1週間~2週間と宣告。又、病状について聞くと「ケトンが出なくなったので1型の可能性は下がったがまだ断定はできない」と言われる。……しかし、夕方に検尿の結果が出たらまたしてもケトンが検出されたらしく再び点滴。さっき抜かなくて良かったじゃんと思いながら針を刺される。
夕食前の血糖測定では260と下がっているが、基準が90前後なのだから「本当に良くなるのか」と不安になる。またしても夕食がお粥で萎えるがほぼ慣れきってしまった。夕食後兼就寝前の血糖は昼食後ほど上がらず一安心。深夜3時の血糖測定は継続。

入院したての頃は注射も検査も血糖測定も多いですが、最後の方はめちゃくちゃ暇になります。積ん読がある人はちょうどいいですよ。但し、インシュリン注射の副作用で目のピントが合わなくなります。インシュリン注射により浸透圧が変化することで水晶体の調節が上手くいかなくなるらしいです。私は入院して2日目(9月4日)で出てきました。私は視力が恐ろしく悪いのでそもそもピントが合っておらず、裸眼では特に変化はなかったのですが、眼鏡をかけると視界が歪みます。ついさっきまでハッキリ見えていたものが途端にピントが合わなくなるのです。アレは軽い恐怖です。3~6ヶ月で慣れて元に戻るそうですが私は入院中に元に戻りました。半年もピントが合わないと大学の講義も聞けないですしね。まぁ元々聞いていないので関係ありませんが。
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Author:hi-lite
北海道出身
北大理学部を中退、理科一類を経て東大工学部へ進学
Twitter:@hilite69
趣味は書道、ドライブ
2014年9月より1型糖尿病(IDDM)患者

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