スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

入院体験記 6

検査も殆ど終えてしまい、暇な日が続きます。そして、いよいよインシュリンポンプを導入することになりました。最初は注射に不満も無かったのでポンプの穿刺が痛いなら断ろうかと思っていましたが、とりあえず試すだけ試すことに。今の医療の進歩にはただただ驚かされます。いつか糖尿病が完治する日がくるのではないかと思わせてくれる程です。

9月9日
血糖値→深夜122、朝食前129、昼食前219、夕食前95、就寝前195
インシュリン→8‐8‐8‐6
深夜、朝食前の血糖はまずまず。この日はCTスキャンが午後にあったため昼食は3時位になった。糖尿病教室が午前中にあるはずなのだが看護師さんから何も言われなかった為欠席。CTスキャンは造影剤を注射するが、採血よりは痛い。股上採血よりはマシである。この造影剤が血管外に漏れると相当な激痛が走るらしい。点滴・CGMSで失敗された経験がある為少し身構えたが、無事注射してもらえた。造影剤を入れると身体が熱くなると言われたが、文字通り胸熱になる。ウィスキーをストレートで飲んだ時の様な熱さがあるがすぐに引く。検査自体は痛みもない。
昼食が3時位であったため量が少なく、その為か夕食前の血糖値は初の二桁を記録。この時は結構喜んだのだが、就寝前に大分上がっていたので一喜一憂しても仕方ない事だと学んだ。又、夕方にインシュリンポンプの業者さんと面談したが、特に記憶に残るような話はしていない。単に仕組みなどについて教えてもらっただけである。当然穿刺の痛みについて訊いたが、殆ど痛くないと言われた。明日早速導入が決定し、少々驚く。その後に回診があり、糖尿科の教授と少しお話したが良い人そうで安心。この際、別な先生に1型糖尿病患者向けの本を貸していただいた(2型向けは山ほどあるが1型向けは少ないのだ)。又、1型糖尿病の遺伝要因に関する研究の為に血が欲しいと言われる。正直痛いのは嫌なので渋ったのだが、今後毎月採血があるんだからその練習ということでと言われてしまい、別になくなるものでもないので結局承諾。ちなみにこの血液分析は15万円程かかるらしい。患者が少ないせいで研究も進みにくいのだろう、少しでも役に立てば僥倖。
どうでも良いが、担当の看護師さんに「hi-liteさん1型だったんですね。コーラ大量に飲んでいたと言っていたので2型だと思っていました」と言われた。知らなかったんかいと思いつつ、そりゃなった本人が2型だと思っていたくらいの生活だったんだから仕方ない。

9月10日
血糖値→朝食前140、昼食前289、ポンプ導入後(16時頃)158、低血糖時(17時20分)57、低血糖後(17時45分)84、就寝前243
インシュリン→8‐(昼以降はポンプ)
Basal→11~21時0.3、21~24時0.4 / Bolus→(朝まで注射)‐7‐7+16時頃に3単位
朝から件の採血。朝はやや高め。午前中に糖尿病教室で運動療法と神経症について聞いた。どうやら壊疽の多くは足で腕を切り落とす事は余りないらしい。勿論どこも切りたくないが、足よりは腕の方が大切なので少し安心。運動療法はやはり散歩が一番やりやすそうである。
糖尿病教室後、業者の方が来たのでインシュリンポンプを導入することに。手順は割と多い。穿刺の痛みは大したことなく、痛みというより何かぶつかってきたなという感じ。ただ注射が殆ど痛くないため、ポンプの方が痛く感じるかもしれない。問題は穿刺後の違和感。CGMSを入れた時もそうだったが、暫くは違和感と痛みが続くと覚悟しておくべき。1日経っても不意に痛んだりする。前夜にランタスを6単位入れていたのでBasalを今日だけ0.3と低めに設定。しかし翌日以降の数値は約40単位と、注射時の30単位と比べてかなり高く驚いてしまった。
昼前の血糖値が久々に高く驚く。初めてポンプを用いてボーラスを入れるが特に問題なく終わる。昼食後いつも通り暇をしていたら糖尿科の教授が何故かお一人でわざわざポンプに関する話をしてくださった。16時頃にちゃんとポンプが機能しているか見るために血糖測定。158まで下がっていたが、それでも高めなので3単位ボーラス。
17時15分頃に倦怠感、その後少しして動悸、更に手足の震えを感じる。低血糖症状の典型例を体験できた。すぐにナースコールをするべきなのだろうが、低血糖の症状を把握するために少し待ち、更に自分で血糖測定をすると57と完全な低血糖。690まで行ったのに57まで落ちるのかと思うと感慨深い。ナースコールをし、待っている間に冷や汗が出てくる。看護師さんが来たらブドウ糖を飲むように指示されたので服用し、20分後に測定すると84まで上昇していた。ブドウ糖10gで血糖値が約30上昇するのだから、コーラ一本で約150上昇する筈である。全くもって恐ろしい。血糖値が上昇した後も30分ほど倦怠感が残った。人によってはすぐに回復するらしいが、あくまで個人差があるようなので無理はしない方が良いだろう。低血糖になったのに就寝前は240超えでなんだか勿体無い気がした。ソモジー効果(低血糖になると血糖値をあげるホルモンが分泌され、最終的に血糖値が上昇する事)なのだろう。インシュリンの量を見定めるために深夜測定が再びスタートとなった。
これまたどうでも良いが、ポンプ導入の時に主治医の先生と相談し食事量を増やしてもらうことになった。カロリー制限が真っ先に連想される糖尿病患者で(1型とは言え)2回も食事が増量になった私は結構珍しいのではないだろうか。

初めての低血糖は中々に驚きました。何か体調が悪いな~と感じていたら少しずつ悪化していくのです。無自覚低血糖というものもあるらしく、こうなると知らない内に意識を失うにまで至るそうです。実際、1型糖尿病患者が運転中に無自覚低血糖に陥り人を轢き殺したという事件が起きています。下手ではありますがドライブが趣味の者として無自覚低血糖にだけは気をつけねばなりません。車に乗らないとしても、夜中に低血糖を起こし、朝になってもそのままで最悪死に至るという事も起こらないわけではないと主治医の先生に言われました。昏睡して7時間放置されると植物人間になるらしいです。そうならないためにも、周囲の人に理解・協力してもらう必要があります。この記事を読んで下さった方も、もし糖尿病患者に会ってこのようなことを言われたらどうかご協力ください。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

hi-lite

Author:hi-lite
北海道出身
北大理学部を中退、理科一類を経て東大工学部へ進学
Twitter:@hilite69
趣味は書道、ドライブ
2014年9月より1型糖尿病(IDDM)患者

カテゴリー
最近の記事
最近のコメント
リンク
ブログ内検索
月別アーカイブ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。